アーティチョークは、日本ではまだあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパなどでは野菜の仲間として普通に食べられる植物です。
つぼみを茹でて、少し肉厚になったガクやつぼみの芯を食べます。
ガクをすべてはがした芯の部分「アーティチョーク・ハート」は軟らかくて食べ応えがあります。
デンプン質でほくほくしており、ソラマメとクリを合わせような風味があります。
この食べられる野菜「アーティチョーク」がお肌への効果を期待されて、アーティチョーク葉エキスとして化粧品に配合されているんですよね。
どんな成分なのか、調査してみました。
アーティチョークのお肌への働き
アーティチョークは、抗酸化作用を持つポリフェノールや抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEなどが含まれています。
活性酸素によるお肌の酸化ダメージを守ってくれるのです。
特に、アーティチョークの葉に含まれている苦味成分「シナロピクリン」には肌荒れ防止・弾力アップ・毛穴トラブル(毛穴の開きや黒ずみ)などの改善に役立つと考えられており、「アーティチョーク葉抽出エキス」として化粧品などに配合されています。
「シナロピクリン」には老化遺伝子『NF-kB』の過剰な働きを抑制させる働きがあります。
老化遺伝子『NF-kB』は、お肌の弾力を保つ働きのあるコラーゲンを分解し、
肌の弾力を失ってしまった毛穴は重力によってたるんでし
結果毛穴を目立たせてしまうことになります。
毛穴トラブルとは?
毛穴のトラブルは毛穴が加齢により開いてしまうことで起きる毛穴の開きと、そこに皮脂や汚れが溜まって黒ずんで見える毛穴の黒ずみがあります。
また開いた毛穴に雑菌が入ると炎症をおこして、ニキビや吹き出物の原因になってしまうことも・・・
シナロピクリンにはそれらの毛穴トラブルを抑えてくれる働きがあるんです。
また紫外線やダメージによるメラニン細胞の増加を抑えてくれる働きや、肌の弾力低下、表皮が厚くなることによるごわつきといった、光老化全般にも幅広い効果を発揮することがわかっているんです。
こうした研究結果などから、アーティチョーク葉エキスは飲んでも塗っても効く新たな美容成分として注目されている成分なんですね。
アーティチョークは食べても塗っても効果のある美容成分

アーティチョークの期待される効果はこんなにあります。
- 老化遺伝子『NF-kB』の過剰な働きを抑制
- メラニンの増殖を抑える働き
- お肌の光老化・酸化の抑制
- 便秘改善
- むくみ・高血圧予防
- 代謝の向上
- ダイエット効果
なかなか食卓に並べる機会はありませんが、今度スーパーで見つけたら、買ってみるのも良いかもしれないですね。
普段の生活では、化粧品やサプリメントでのアーティチョーク葉エキスとして、これからぜひ取り入れてみたい成分です。