フラーレンという成分を調べてみました。
お花の名前みたいな清楚なひびきの「フラーレン」ですが、ダイヤモンドと同じ炭素のみから構成される物質で、非常に小さいサッカーボールのような形をしています。
フラーレンを発見した化学者は、ノーベル化学賞を受賞している注目の成分なんです。
フラーレンの抗酸化作用
フラーレンは、とても抗酸化力の強い成分で、ビタミンCの172倍とも言われています。
日々、人間の細胞は紫外線や老化、外的ダメージやストレスなどで活性酸素を生み出していて、これらのダメージで酸化した細胞はいわゆる老化していきます。
その酸化を抑制する作用が抗酸化力です。
紫外線をブロックすることがお肌の若々しさの秘訣なのも、酸化を抑えることが大切だからなんですね。
フラーレンの効果とは
フラーレンは最近では化粧品にどんどん使われている成分ですが、初めてエイジングケアコスメとして使われたのは9年前のことなんです。
強い抗酸化力を持っていながら低刺激のため、日本で1,000を超える美容皮膚クリニックでも使用されているそうです。
実際の臨床試験も数多く行われています。
- 皮を向いたりんごが茶色く変色するのを抑えることができる
- 皮膚にしわができる成分を投与して実験した結果、シワの生成を抑えた
- 朝晩の洗顔後フラーレン配合化粧品を使用して3ヶ月後の毛穴面積の減少を確認
フラーレンの抗酸化力の特徴
抗酸化成分としてはほかにも、ビタミンCやコエンザイムQ10、アスタキサンチンなどもその作用が認められていて人気の美容成分です。
今までの抗酸化力のある成分は、自分自身が身代わりとなって酸化されることで肌の酸化を防ぐ、という働きが特徴でした。
しかし、このフラーレンは活性酸素を吸着して酸化を防ぐのです。
吸着できる活性酸素の種類も多く、しかも効果は11時間以上続くことがわかっています。
フラーレン配合を証明する「M.F.」「R.S.」「L.F.」マーク
フラーレンは自然界でも微量に存在する成分ですが、化粧品に安定的に供給するには問題がありました。
それを研究開発で安定供給可能にしたのが、「ビタミンC60バイオリサーチ株式会社」です。
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社が開発したフラーレンを、その効果を充分に発揮できるとされる規定の濃度以上を配合している製品に与えられるマークがあります。

※ビタミンC60バイオリサーチ株式会社の登録商標です。
フラーレンがきちんと配合されている高品質の証とも言えるマークですので、このマークがついている化粧品をチョイスするのがおすすめですよ。