最近良く見かけるようになった「幹細胞コスメ」。
そもそも幹細胞とは何なの?
幹細胞のエキスが入ってるコスメってどんな効果があるの?
少し調べてみましたのでご紹介しますね。
幹細胞とは?
幹細胞とは?
幹細胞(かんさいぼう、stem cell)は、分裂して自分と同じ細胞を作る(Self-renewal)能力(自己複製能)と、別の種類の細胞に分化する能力を持ち、際限なく増殖できる細胞と定義されている。 発生における細胞系譜の幹 (stem) になることから名付けられた。 _wikipediaより
「幹細胞」とは、細胞を生み出すもととなる細胞のことです。
幹細胞自体が分裂して増える事もできるし、様々な細胞に変化することもできます。
中でも肌の細胞は、主に2種類の幹細胞から生み出されていく事が分かっているそうです。
「表皮幹細胞」と「真皮幹細胞」です。
表皮幹細胞
表皮幹細胞は表皮層と真皮層の中間に位置する「基底層」に存在し、せっせと角質細胞を送り出して肌表面にターンオーバーを起こします。

表皮幹細胞が活性化すると、お肌のターンオーバーが正常になり、古い角質が剥がれ落ちていきます。
年齢とともに遅くなって乱れがちな、お肌のターンオーバーが正常になってくることで、シミやくすみと言った肌表面に現れる肌トラブルが改善されてきます。
キメの整った透明感のあるお肌に生まれ変わることができるんですね。
真皮幹細胞
真皮幹細胞は、基底層よりさらにお肌の奥、真皮層の中にコラーゲンやエラスチンとともに存在します。
真皮幹細胞からは線維芽細胞が新しく生み出されます。

繊維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など、お肌のハリや弾力、肌のツヤを生み出す成分を生み出す働きがあります。
真皮層は、この線維芽細胞を中心として弾力性を持ったコラーゲンやエラスチンの線維が、ヒアルロン酸の水分で満たされた細胞を下からグッと持ち上げる仕組みになっています。
真皮幹細胞には、この繊維芽細胞を生み出して間接的にコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す働きがるのですね。
幹細胞エキスの種類について
表皮幹細胞と真皮幹細胞、2種類の幹細胞の働きを良くする事でエイジングケアすすめるため、大手化粧品メーカーもこぞって幹細胞エキス配合のコスメを研究開発しているんです。
しかし、幹細胞エキスと言っても細胞そのものが入っているエキスではないんですよ。
細胞がお肌に乗っかっても吸収されませんし。
倫理的な観点からも細胞そのものは配合されていません。
幹細胞を培養し、そこから抽出されたエキスが「幹細胞エキス」として化粧品に配合されています。
化粧品に配合されている幹細胞エキスには、「植物由来の幹細胞エキス」と「ヒト由来の幹細胞エキス」があり、それぞれ働きが異なります。
ヒト由来幹細胞エキスについて

ヒト由来の幹細胞エキスは、ヒトの脂肪から抽出された幹細胞を培養したものです。
もともとヒトの体内にある成分なので、私たちの幹細胞として上手に働いてくれるので、医療現場や美容クリニックなどではすでに採用されています。
- 肌の抗老化(アンチエイジング)
- 肌組織再生
- 頭髪発毛
- 肌の美白
などに有効性があると言われています。
最近ではヒト由来の幹細胞エキス配合の化粧品も販売されていて、私も愛用しています。
しかし、どんな国の人のどんな部分の脂肪細胞から抽出されたものなのか?
不明な部分が多い化粧品も多くて、品質が心配なものもたくさんあります。
できるだけ出自由来のしっかりと証明されている化粧品を、選んで使いたいですね。
植物由来の幹細胞エキスについて
植物由来の幹細胞エキスはヒトの幹細胞とは異なる性質なので、そっくりそのまま同じ働きをしてくれることはないんです。
残念です。
しかし、植物にはたくさんのポリフェノールや有効成分があるので、抗酸化作用でお肌の酸化を防いでくれたり、保湿してくれたりと、異なるアプローチの仕方でお肌のエイジングケアに役に立ってくれるんです。
幹細胞エキスとして利用されているものは、すでにたくさんあるんですね。
- リンゴ幹細胞エキス
- アルガン幹細胞エキス
- バラ幹細胞エキス
- 高麗人参幹細胞エキス
化粧品メーカー独自開発でさまざまな幹細胞エキスがうたわれています。
由来する植物によって、表皮幹細胞へ働きかけてくれるものと、真皮幹細胞へ働きかけてくれるものにわけられます。
動物由来の幹細胞エキスもある
日本ではまだメジャーではありませんが、羊由来の幹細胞エキスがあるそうです。
そのうち日本にも上陸してくるかもしれませんね。
ただ、その動物の飼育環境やウイルスの問題など、クリアしないといけない問題はまだあるようです。
リンゴ幹細胞エキスの効果

収穫後4ヵ月たっても腐らないという希少なリンゴ「ウトビラー・スパトラウバー」を知っていますか?
非常に酸味が強いこのリンゴは、収穫してから4ヶ月たってもしなびたり腐ったりしないんだそうです。
この「奇跡のリンゴ」を研究・開発したのが、スイスの「ミベールバイオケミストリー社」です。
独自製法で抽出培養した幹細胞エキスは、「フィトセルテック® マルス ドメスティカ」という名前で商標登録されています。
ミベールバイオケミストリー社の研究結果では、このような症状の改善が見られたそうです。
- 幹細胞増殖能力の維持
- 紫外線からの幹細胞の防御
- 3次元培養皮膚モデルの形成
- 老化遅延に関連した特定遺伝子の発現上昇
- 老化遅延効果
- 抗しわ効果
このリンゴ幹細胞エキスは、ヒトの表皮幹細胞の栄養となり、さまざまなダメージや老化で弱まった細胞を元気にし、働きを活性化してくれるのです。
アルガン幹細胞エキスの効果
モロッコの奇跡の木と呼ばれる生命力の強い「アルガンツリー」から抽出されるのが、「アルガン幹細胞エキス」です。
雨の降らないモロッコ南西部の砂漠地帯にしか生息しない樹木で、7年間雨が降らなくても枯れることがないのだそうです。
砂漠でヤギが木に乗っかっている映像を見たことがあるのですが、ヤギが乗っかっていた木が「アルガンツリー」だったんですね。

アルガン幹細胞エキスは、アルガンオイルの原料ともなるアルガンツリーの新芽から抽出されるエキスです。
アルガン幹細胞エキスは、お肌の真皮幹細胞の働きを活性化してくれるので、繊維芽細胞の働きも活性化してくれることになります。
繊維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す働きがあります。
お肌にハリと弾力をもたらし、シワの減少や皮膚の自己修復機能のサポートなどに効果を発揮してくれるエキスなんですね。
植物由来の幹細胞エキスには、表皮幹細胞へ働きかけるものと、真皮幹細胞へ働きかけてくれるものがありますので、ほしい効果によって使い分けたり、両方が入っている化粧品を選んだり、うまく使いこなしていきたい成分です。
幹細胞エキスが配合されたオススメ幹細胞コスメ3つ!
幹細胞エキスが入った美容液を3つご紹介しますね。
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