海洋性プラセンタは魚由来のプラセンタのことで、マリンプラセンタなどとも呼ばれています。
原料は魚の「卵巣膜」という部分です。
卵巣膜とは、どういったものなのかもう少し詳しく説明すると、鮭の筋子のうすい皮の部分のことなんです。
これは卵を守って育てる部分で、機能としては胎盤に近いものですよね。
タラの卵のたらこや、ししゃもの卵の薄皮など、材料となるものがあることはあるのですが、いずれも少量でなかなか実用化が難しいのが、この海洋プラセンタです。
現時点で実用化されているのは鮭のもののみと言われています。
今のところは「海洋性プラセンタ=鮭の卵巣膜」ということのようです。
プラセンタの働き
動物の胎盤には、生命の源となるアミノ酸やタンパク質・脂質・糖質の三大栄養素はもちろん、ビタミン・ミネラル・核酸・酵素などあらゆる栄養素が含まれています。
命を育む場所ですから、たくさんの栄養素が詰まっているんですね。
そうしたたくさんの栄養素それぞれが働くことで、さまざまな恩恵を受けることができます。
プラセンタ、という成分があるわけではないんですね。
- 自律神経の働きを助ける
- ホルモンバランスを調整する
- 細胞の修復作用
- 病気への抵抗力を高める
- 抗アレルギー作用
- 抗炎症作用
- 代謝をアップさせる
- 臓器や細胞の働きを活性化させる
- 抗酸化作用
海洋プラセンタとは
動物性プラセンタに含まれている成長因子(細胞増殖因子)が、海洋性プラセンタにはありません。
しかし、動物性プラセンタにはないエラスチンや豊富なアミノ酸、コラーゲンなどが入っています。
それまでは捨てられてしまっていた卵巣膜という素材が、技術の発展とともに、海洋プラセンタという製品に生まれ変わることができたんですね。
しかし、鮭もアレルギー症状を起こす原因になることがあります。
海洋プラセンタを取り入れる場合は、自分の体質や体調に注意して取るようにしてくださいね。
海洋プラセンタの働き
海洋プラセンタには、多くのアミノ酸やエラスチン、コラーゲンなどが含まれています。
また9種類ある必須アミノ酸の全てが含まれているのも特徴です。
他にもビタミンやコラーゲン、ヒアルロン酸といった肌の潤いの元も含まれていて、動物性プラセンタには含まれないエラスチンも摂ることができるため、お肌への効果が期待できますね。
エラスチンはコラーゲンを支える働きがある成分で、お肌のハリや潤いを保つのに必要な成分です。
こういった成分が多いことも、海洋プラセンタはエイジングケアに効果が期待できますね!
