エイジングケアには欠かせない美容成分のプラセンタ。
動物の胎盤から抽出される成分で、お母さんが赤ちゃんを育むために必要な大切な部分であることから、その有効成分も優れた効果を発揮してくれます。
このプラセンタについて調べてみました。
プラセンタの主な効果
動物性プラセンタには次のような効果が期待されています。
細胞の新陳代謝の活性化
プラセンタには、生命の源となるアミノ酸やタンパク質・脂質・糖質の三大栄養素はもちろん、ビタミン・ミネラル・核酸・酵素などたくさんの有効成分が含まれています。
- アミノ酸
- ペプチド
- DNA(核酸)
- ヒアルロン酸(ムコ多糖類)
ターンオーバーの促進をしてくれる作用があるので、シミやくすみ、色素沈着などメラニン色素が残ってしまったお肌を再生するサポートをしてくれます。
また、天然の保湿因子NMFを生成するサポートも期待できますので、保湿にも効果があります。
肌の線維芽細胞の活性化
コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった美肌に必要な成分を抱えている線維芽細胞は、その働きが加齢や外的ダメージでどんどん衰えていってしまいます。
その働きを助けるためにプラセンタを補うことで、お肌のハリや弾力、シワやたるみの改善に効果を発揮してくれます。
プラセンタに含まれる成長因子(グロースファクター)は、
- EGF(上皮成長因子)
- FGF(繊維芽細胞成長因子)
などがあり、これらの成分は20代をすぎるとどんどん減っていってしまう成分なので、それを補えるのはプラセンタだけなのです。

抗酸化作用
お肌の細胞は紫外線などの外的ダメージによって、どんどん活性酸素が増えていき酸化してしまいます。
活性酸素が増えすぎると、活性酸素は細胞を攻撃し始めます。
そうするとダメージを受けた細胞はメラニン生成に異常が出たり、コラーゲンの生成が減ってしまったり、がん細胞になってしまったりするのです。
プラセンタにはこうした細胞の酸化を抑える働きがあります。
美白効果
プラセンタは厚生労働省から認可されている美白成分です。
チロシナーゼというメラニン生成に指示を出す酵素の働きを抑制するため、メラニン色素の産生を抑えてシミをできにくくしてくれます。
女性ホルモンバランスの調整
プラセンタには女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用があるので、月経時の諸症状や更年期の症状の改善にも効果を発揮してくれます。
- 生理痛・生理不順
- PMS(月経前症候群)
- のぼせ・ほてり
- イライラ・だるさ

免疫バランスの調整や自律神経の働きをサポート
プラセンタには免疫抑制物質が含まれているため、アレルギー反応を抑える作用があると言われています。
また、抗炎症作用もあるので、アトピーなどのかゆみを抑える作用も期待できます。
そのほかにもさまざまな働きがあり、医療機関などでも使われています。
プラセンタの種類
プラセンタはその由来によって3つに分類されます。
1.動物性プラセンタ
ヒト由来、豚由来、馬由来、羊由来などがあります。
以前は牛由来のものもありましたが、狂牛病の発生後は使われていません。
ヒト由来プラセンタ
医療機関と提携した産婦人科から提供された胎盤を利用していて、日本の医療機関でのプラセンタ注射にのみ利用されています。
医薬品のため医療目的だけの利用となっています。
馬由来プラセンタ

最近では馬プラセンタが効果が高いために人気が高まっています。
特にサラブレッドのプラセンタは馬の出自がしっかりとしていて安全性も高く人気です。
ただ、馬は年に1回1頭しか出産しないので流通数が少なく、国産のサラブレッド由来は一番高価なプラセンタといえます。
豚由来プラセンタ

豚由来のプラセンタは、豚が年に2回、1度に10頭前後出産することから流通数も多く安価です。
SPF豚と呼ばれる豚からのプラセンタは、管理体制が行き届いており清潔な環境で育成されていますので、より安心して利用できます。
2.海洋性プラセンタ(マリンプラセンタ)
鮭の卵巣膜をつかって抽出されたものがほとんどです。
成長因子(グロースファクター)がないのですが、そのかわりエラスチンが含まれているのが特徴です。
詳しくはこちら → 海洋性プラセンタとは?
3.植物性プラセンタ
植物の種子の胎座から抽出されたもの。
植物性プラセンタには成長因子(グロースファクター)がないのですが、海外などでは宗教上の理由などで植物性プラセンタが好まれることも多いそうです。
詳しくはこちら → 植物性プラセンタとは?
動物性プラセンタに含まれる成長因子(グロースファクター)の美肌への効果

動物の胎盤には、生命の源となるアミノ酸やタンパク質・脂質・糖質の三大栄養素はもちろん、ビタミン・ミネラル・核酸・酵素などあらゆる栄養素が含まれています。
そのため、栄養補給としてのプラセンタの働きも多岐にわたります。
特に動物プラセンタには、そのほかの海洋性プラセンタや植物性プラセンタにはない「成長因子(グロースファクター)」が含まれているので、お肌の細胞を活性化させてお肌を若返らせる「アンチエイジング」の効果が期待されています。
プラセンタに含まれる細胞成長因子グロースファクターは、人の体内でも作られているタンパク質の一種です。
細胞の分裂・増殖をコントロールしています。
年齢とともに減少していくグロースファクターは、20代と40代では2分の1にまで減少していると言われます。
細胞分裂を活性化させてターンオーバーのサイクルを正常化させる働きがあり、シミやくすみのない肌へ改善させたり、シワやたるみを回復させるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を増やしてくれます。
プラセンタの副作用について
それぞれのメーカーが十分な健康管理・衛生管理体制を持つ農場から仕入れ、品質には厳しく検査をしていますので、これまで大きな問題は起きていません。
しかし、プラセンタサプリを摂取し始めた初期には、身体の機能が正常化される過程で、生理の時期が早まったり出血量が多くなることがあるそうです。
また、軟便などが起こる場合も希にあるそうです。
アレルギー反応について
プラセンタは動物由来のたんぱく質やアミノ酸が含まれていることから、化粧品やサプリメントでアレルギー反応が起きることがあります。
元々アレルギー体質の人は使用前にパッチテストをしたり、医師に相談するなど気をつけるように注意してください。
お肌に嬉しい効果がたっぷりのプラセンタ配合アイテムのご紹介

プラセンタが配合されたサプリメントやドリンク、化粧品などのアイテムを、実際にレビューしてご紹介しています。
プラセンタに興味のある方は、こちらも参考にしてください。
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